2009年1月12日月曜日

初釜

 昨日は初釜の日でした。昨年の新年は客人として招かれたのですが、今年は客人兼主人側です。着物は荷物になるので家から着ていきます。西荻窪の先生のお宅に着いて、玄関を入る前にコートを脱ぎ,玄関で道行用の黒足袋から白足袋に履き替え、袴を着けてから寄り付き(待合)に入ります。
 そこで皆さんとご挨拶をして、白湯をいただきます。今回はこぶ茶でした。お料理や、お茶の味を損なわない程度の薄味になっています。
 準備が整うと、いったん外に出て腰掛け待合に進み、御亭主がお迎えに来たのを機につくばいで手と口を清め、席入りします。席に入ってからは掛け軸とお釜を拝見し、亭主からのご挨拶を受けます。
 おいしいお酒とお料理をいただき、箸洗いの吸い物をいただいた後、八寸をいただきます。そのあと、濃い茶の前のお菓子をいただき、これにて前座終了です。
 いったん外の腰掛け待合に下がり、ドラの音を聞いて再度席入りします。いよいよ濃茶です。これでもか、というくらいお茶が入ります(^^ゞ昨年は最後に全部飲み干す順番にあたっていたので結構大変な思いをしましたが、今年は練習ということで正客の役でしたのでちょっち飲むだけでOK。しかし、濃いいです(^^ゞ
 おいしいのですが、なかなか口の中に入ってきてくれません。一口飲んだ後、ご亭主に「結構なお服加減でございます」と礼を述べます。
 一通り終わった後、今度は亭主側の練習ということでお薄を点てました。着物着て、袴を付けてやるというのはいつもと違い、いい気分です。いつかはこうしてお茶会を催したいものです。
 おあ中をいっぱいにして家路につきました。このような経験をさせていただき、とっても幸運な年のはじめでした。

0 件のコメント: