2008年10月6日月曜日

プロの音色は緩んだ身体から?

 昨日は会社の入っているビルの停電が早朝からあり、停電準備と復帰確認のため出社したのでエクササイズはお休みしました。
 午後はお稽古の後、目黒ベンチャーズが出演するRe-MEMBER FESTIVALを見に、浅草公会堂に行ってきました。そこで大きな発見が。お稽古の時も師匠から言われているのですが、音は乱暴に出してはいけない、と。
 FESTIVALはプロだったバンドもたくさん出たのですが、アマとの違いは、自分たちが出している音のイメージをどう持つか、持っているか、ということだと感じました。なぜかアマのバンドはボーカルにしても楽器にしても音を出すのが精一杯、という風に聞こえてしまいます。長くやっているのだからそれなりにまとまってはいますが、そこに気をつけてやってこなかったであろうと思われる人たちの演奏は、きっと始めた当時とそれほど変わっていないのでは、と感じられてしまいます。
 その点、プロはダンチで違います。歌、音が繊細。こういう風に表現したい、という思いを持つことができ、その思いを重ねられるかどうかがプロとしてやっていけるかいけないかの境界線なのでしょう。三味線の音色、ということを考える良いきっかけになりました。
 さて、今日は自転車の日。小雨が降り気温も低いせいか、走り出すとやや苦しい感じがしました。そこで思い出したのがカール・ルイスの話。世界記録を出すためにコーチが出した指示とは?それは技術的なことではなく、50mを超えたところからひたすら笑うこと。笑うことによって筋肉をゆるめ、大きな出力を引き出し、バテてきた選手たちを尻目に一気に引き離す、というものです。実際には口角をあげることで笑っていなくても同様の効果が得られる、ということのようです。走りながら笑ってみます。をを、なんだか楽になってきたような(^^ゞ
 走りながら思い出したのがアニカ・ソレンスタムの話。彼女もショットのときに笑っている、と言われていました。しかし、本人には笑っているというイメージはまったくなく、むしろ歯を食いしばっている、と。
 チーム・スウェーデンはカール・ルイスのコーチと同様のことに気づき、大きな出力を必要とするショットの際に口角をあげて、身体を緩める、という方法をとっていたのかもしれません。
 いい音色も緩んでいないとダメ、ということなのでしょう。ガチガチの人から発せられる音は、出すのが精一杯の音に聞こえてしまう、と。
 今朝はさすがに雨だったので芝生で泊っている人はいらっしゃらないようでした(^^ゞ
 石垣の角には種類の違った石が使われているのでしょうか。雨にぬれると色の違いが余計際立つようです。本日は10.93キロを39:14秒でした。

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