2008年10月20日月曜日

腰痛の起源は農耕にあり

 本日はローラーの日です。雨が降ったのは知っていましたが、太陽が出ていたので決行を決定。白金に行ってみると完全ウェット、セミウェット、ドライと路面状況は様々です。こういうときほど体はユルユルにユルまないといけません。滑り始めるとセミウェットのところでズルっとくるところが何箇所かあります。特に濡れ落ち葉がアブナイ(^^ゞ
 いつもより蹴る力を弱く、片足に乗る時間も短めにして滑ります。ズルっとくると一瞬身構えて身体が硬くなってしまいますが、そう言う時こそユルっとしないとイケマセン。何度か繰り返すうちにだんだん力が抜けてきました。
 また今日は、なるべく前傾姿勢を取らずに上体を直立に保つように心がけます。先日放送されたNHKスペシャル「病の起源 腰痛」を昨日ようやく見たのですが、直立二足歩行自体が腰痛の原因を作り出したのではなく、農耕の始まりによる農作業や、穀物の粉挽き作業など、前掲姿勢を強いる作業が椎間板の劣化を生み出した、という内容でした。
 背中から椎間板に突き刺した!超小型圧力センサーを使った実験では、体重75キロの男性が直立しているときに椎間板にかかる圧力は65キロ、これが前掲姿勢をとるとなんと約4倍の225キロに高まることが示されました。しえー!これ聞いたらもう前に屈めません(^^ゞ
 歩いたり走ったりは椎間板に周期的な収縮をもたらし、これにより水分をはじめ栄養が十分椎間板に行きわたる(弾力性を保つ)ので、狩猟採集生活時代には腰痛はなかったらしいのです。
 私もウォーキングを始めた時には、なんとはなしに腰痛にも効果があるだろうナとは思っていましたが、これで十分な根拠が得られました。歩くことで椎間板が周期的に収縮し、栄養分や水分が十分に椎間板に取り込まれるようになった結果、オピオイド系ホルモンの働き以外にも物理的に腰痛が軽減していたんですね。
 あとは現代においては心も影響しているということも指摘されていました。興味深いのは、腰に障害がない場合、腰の痛みを感じた時に活性化する脳の部位は前頭葉だということです。これは、心因性の腰痛はアタマが作り出しているということです。であれば、これは言葉によって改善が可能です。ふむふむ、いろんな事がわかってきました。
 腰痛治療の最先端、福島県立医大の先生は腰痛についての本格的な研究はここ10年ようやく科学的にメスが入れられた、とおっしゃっておられました(それまではハッキリ言って本質からは逃げていたそうです)。同大では腰痛の治療に、整形外科と心療内科がチームを組んで取り組んでいるということも報告されていました。機会があったら福島で診てもらいたいですね。
 本日は10.24キロを39:30秒でした。あまり飛ばせなかったワリには40分は切ってました。
 地下ガレージにはちょっと変わった430が。てか、右ハンドルなんですよね。
 昨日はおけいこの前に22日のお座敷用に、銀座並木通りのはきものやの老舗、与板屋さんに草履を買いに行きました。家内用、私用ともに台は黒、鼻緒は家内用がえんじがかった黒、私のは真っ黒です。これで私のは銀色と、黒がそろい、一通り足元はオッケー、と師匠からは太鼓判をもらいました(^^ゞ

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